1−19.ソリテア |
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ソリテアは、1716年にドイツの数学者ライプニッツの書いた書簡の中にも出てくるほど古くからあるパズルである。 |
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全部のます目にペグかボール(以下ペグと略記)を置いたら、1個だけ除いてスタートする。除くのは通常中央である。目的は規則にしたがってペグを順に取り除いていき、最後に1個だけ残るようにすることである。残す場所も、たとえば中央のように指定される場合もある。 ところでAの盤の場合、最後の1個を残すまでに31回の操作が必要であるが、1つのペグを連続して動かした場合にその連続した動作を1手と数えるやり方がある。1963年、H.O.デビスは、最少手数15手の解を発表している。ただし、中央の目を空き地にして開始し、最後の1個を中央に残す場合は18手必要である。その解答例を[3]に示した。 なお、こうした本格的なものでなくても、碁石などをある図形に並べて、手軽にソリテア遊びを楽しむこともできる。その一例として「こま(独楽)」[4]をやってみて頂こう。どの石から開始してもよいから、最後に1個だけ残るようにしてほしい。 |
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