3−2.立体パズル |
いくつかの立体を組み合わせて立方体を作るパズルをキューブ・パズルと呼ぶが、その中で最も有名なのがソーマ・キューブであろう。 ソーマ片 この全部を使って立方体を作るパズルがソーマ・キューブである。このパズルはロシアのニキーチンが児童の教育用に利用したため、ニキーチンの積み木としても知られている。
ソーマ・キューブはそれほど難しいパズルではないが、次のステインハウス・キューブは、かなり難しい。これは次に示すような6片の立体を組み合わせて、立方体を作るのである。 ステインハウス片 これはポーランドの数学者、H・ステインハウスの著した『数学スナップショット』(1948年増補版)に載っているもので、一度、パズル・ゲーム専門店のプレイシングスから限定発売されたことがある。しかし、これも容易に自作することができる。このパズルの解(基本解)は2通りである。それを次に示した。
もう1つ、同じ規模のキューブで比較的よく知られているのが、コンウエイ・キューブである。これは、2×2×1の立体が6枚、1×1×1の立方体が3枚というきわめて単純な形をしているが、立方体にしようとするとけっこうてこずるのではあるまいか。解はただ1通りである。これも白木の小さな立方体27個を使って、容易に自作することができる。 ソーマ・キューブを完成するには? |