2−8.スクラブル |
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スクラブルは、クロスワード・ゲームの一種で、1948年に用具がアメリカで発売された。1950年代にブームとなって、1954年までに450万セットが売られたという。
その上に置くコマはアルファベットが1つずつ書かれたものが98枚、無地のコマが2枚の合計100枚で、それぞれに1点から10点までの点数がついている。 ゲームの目的は、各自持っているコマの点数と、ボーナスのつく色つきのます目の位置とをにらみ合わせながら、できるだけ点数の高い単語を作っていくことである。ゲームが始まったら、2番目以降は盤に作られている単語のどれかのコマにつなげて、クロスワード・パズルの要領で順に自分のコマを置いていく。無地のコマはオールマイティで、どの文字にすることもできる。ただし点数は0である。色つきのます目のボーナスは、次の通りである。
ゲームを始めるには、コマを入れた袋から各自手さぐりでコマを取り出し、Aに最も近いコマを取り出した者が親となる。コマを袋に戻し、各自7個ずつコマを取り出し、これを持ちゴマとする。いよいよゲームに入って、親から順に単語を並べ、使ったコマの数だけ袋から補充する。パスは3回まで可能で、そのときに持ちゴマの全部または一部を取り替えてもらうこともできる。 クロスワード・ゲームとしては、スクラブル以外にレキシコン、ビッグ・ボグル、アドリブ等があるが、いずれもスクラブル同様英語によるゲームで、それが日本での普及を妨げている。 |