1−27.チェスのパズル |
|||||||
チェスは西洋将棋とも言い、8×8のます目を持ったゲーム盤の上で行われる。西洋では古くからチェスの駒や盤を用いたバズルが数多く作られている。ここで代表的なものをいくつか紹介しよう。 わが国でもよく知られているのが、「8個のクイーンの問題」であろう。
「5個のクイーンの問題」もよく知られている。これは5個のクイーンをチェス盤に配して、盤のすべての目にその勢力が及ぶようにする問題で、これは1862年にC.F.ド・ジェニッシュが最初に論じている。この問題は、しばしば「番犬の問題」として紹介されている。ジェニッシュはお互いに取りのかからないように置いて、91の基本解があることを示している。なお、がnが9、10、11の盤でもクイーンは5個で十分である。[2]はnが8と9の場合、[3]は11の場合の例である。 |
|||||||
|
|
「けいま跳び」も古くから多くの人が研究している。チェスのナイト(騎士)は、[4]のように動くことができるが、この動きがけいま跳びで、これでチェス盤のすべての目を1回ずつ訪問してもとの目に戻ってくる問題が最も標準的なものである。解答例を[5]に示す。 |
||
|
|
|