3−6.絵合わせパズル |
|
1980年のルービック・キューブ大流行の後を受けて、1982年ころから数年間にわたって流行したものに、絵合わせパズルがある。これは正方形の9枚の板を3×3の正方形に並べて、描かれているすべての絵がぴたりと合うようにするパズルである。 このセットは、マントの模様が4種類の魔女が描かれている。基本解は次に示すように2通りあるが、大文字が魔女の上半身、小文字が魔女の下半身で、Aはマントが赤いハート、Bは緑と黄の市松模様、Cは三色の縞模様、Dは紫色の無地になっている。 「魔女」の基本解 絵合わせパズルのほとんどがこの「魔女」と同じような構成で作られている。したがって、容易に自家製の絵合わせパズルを作ることもできる。しかし、せっかく作るなら、もう少し変わったものを作ってみてはどうだろうか。 一例として、鎖と紐の模様がついた絵合わせパズルを作ってみよう。正方形の1辺を6等分して、鎖と紐は辺の中点と端を除いた4点のうちの各1点に接するものとする。その辺を上にしたとき、鎖の接する点を2、紐の接する点を1、それ以外の2箇所を0で表すと、次のような12通りの組み合わせができる。 (1) 21*00 (1)’00*12 たとえば(1) と(1)’ を具体的な図で示すと次のようになる。 (1)と(1)’ の図 (1)と(1)’とをくっつけるとピタリと合う。これはAとaのような関係にある。 |