3年半くらい前にテレビでモルックを知ってドはまりし、2年ちょっと前からは毎月、自分で大会を開いているほどです。競技人口が増えたことで大会数も増え、今ではほぼ毎週、モルック大会に参加しています。
「形あるものは壊れる」はボクの物を誰かが誤って壊してしまった時に必ず言います。ここでパズルクリエイターらしい事を。「形あるものは箱詰めパズルにできる」。無理な物もあるでしょうけど。というわけでモルックに使う道具をモチーフにしたパズルを作ることにしました。
モルックは円柱状の木の棒を、円柱状の木の棒(スキットルという。上面は45度にカットされ、その断面に1~12の数が書かれている)目掛けて投げ、倒れたスキットルが1本なら書かれている数、複数本ならその本数が得点になり、先に50点ぴったりになった方が勝ちという競技です。
スキットルの初期配置は右図の通りです。スキットルは転がった場所で立てるので段々遠くなり、当てるのが難しくなっていきます。この特徴的な初期配置をいくつかに分割して元に戻すパズルを考える事にしました。たったの12単位ですからどれも易しいですが初心者にはちょうどいいかも知れません。面白いと思うもの3つを紹介します。いずれもユニーク解です。
注意:いずれのピースも実物のような45度カットはしません。両面型です。
その3セット全てを使った、少し難易度が高い問題もどうぞ。
Q4.以下の図にQ1〜Q3の全ピースを、同じ色のピース同士がくっつかないように入れてください。全2解。
スキットルを真横から見た形を使った、このパズルの方が考案は先でした。
どちらの問題も平面スキットルを6ピース使います。どちらもすき間ができます。全部入れば正解です。
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