タングラムとラッキーパズルといえばとても有名なシルエットパズルです。
タングラムを4×4、ラッキーパズルを4×5のサイズで作った時、それらを合わせた面積は36という、約数が多い数になり、5種類もの長方形に組むことができます。6×6の正方形は解数を調べた所、230814解ありました。
どのようなパズルでもピース数が多すぎると敬遠される傾向にありますが、今回紹介しているタングラム+ラッキーパズル(以下、タン・ラッキーと略す)は14ピースもあります。単に1つの図形を作る問題の場合はやはりピース数が多すぎると感じるでしょうが、複数の形を作る問題であればそんなことはないと思います。そうです、何度かこの「箱詰めパズル天国」で書いている、多層問題で遊ぶのです。双子だけでなく、三つ子、四つ子も可能です。特に双子は正方形でも可能で、44通りの分け方で解があります。全解数は6384解で、下に最も覚えやすいであろう解を示しました。三つ子は長方形でも可能で、下図の通りです。その右端の図は7ピースもありますがユニーク解で、お勧めです。四つ子は直角二等辺三角形など13通りの形を見つけましたがそれで全部かどうかわかっていません。
あと、このパズルに慣れてきたら相似形問題がお勧めで、特に以下の5問はおもしろいと思います。ピースは余らせてはいけません。
これらの問題が遊べるセットが売られてないものか(株)ハナヤマさんに問い合わせた所、「セットで販売された事はないですが、かつのうシリーズのタングラムとラッキーパズルがちょうどこの比率です。」との回答をいただきました。
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