今まで16単位や20単位の作品は発表済みですが、18単位のものを発表していない事がずっと気がかりでした。ようやく、ベストな18単位パズルを調べることにしました。
18は2×3×3なのでそのサイズに入る平面型ピースが絶対条件で、調べる範囲はやはりアソートキューブになります。91通りの駒組で解があり、そのうち31通りがユニーク解でした。次に調べたのは、4×5(すき間が2単位)に入れる問題です。4×5に18単位を入れるのは55通り(分断解除く)あり、91×55=5005問を調べて最もユニーク解の多い駒組がベストと言っていいだろう、という事で調べ始め、調べ方に工夫をしたのでたった91回調べるだけで結論が出ました。この「プルン(P・l・U・n)」が断トツで、なんと21問もユニーク解問題があったのです。さらに4×6枠と5×5枠の対称形も調べ、2×3×3もユニーク解なので計59問のユニーク解問題が出来ました。実は20年以上前の2003年11月にパズル会でこの「プルン」を発表していて、その時は「全平面型の2×3×3パズルの中で一番難しいと思われるもの」と発表しています。ピース名を並べて出来た「プルン」という名前もお気に入りで、問題を増やして多くの人に解いてほしいとずっと思っていたのです。
3問だけどうぞ。
ご意見・ご感想を小田原充宏までお寄せください。