平面型ペンタキューブ全12種
今回はポリオミノの王者と言われているペントミノです。もっと早く紹介したかったのですがあまりにもいろいろな遊び方があるためにどの問題を紹介するか選ぶのが大変で延び延びになってしまいました(でも今回、ユニーク解編としたので「選ぶ」という作業はほとんどしていませんが)。
セレクションは正方形5つを辺同士でつなげたもの全12種です。上図のように厚みを1にしたものはプレイナー(平面型)ペンタキューブといいます。
この12ピースでつくることができる長方形・直方体は、平面では6×10、5×12、4×15、3×20、立体では3×4×5、2×5×6、2×3×10と7種もあり、この7問だけでもかなり遊べることでしょう。
下に紹介する問題はタイトルの通り、すべてユニーク解(1解)です。
(×3) |
(×12) |
左図はユニーク解の中で最もきれいな形と思われます。中央図、パズル仲間には「Pの12階建て」と言うだけで伝わるのがうれしい。右図は左上部分から埋めていけば難しくはないでしょう。
これは6×10をつくるとき、1ピースだけ場所を指定して解く1片決め問題です。兵庫県の山本和充さんがすべて調べてくださいました。結果、ユニーク解は15種あったそうです。その中からおもしろそうなものを3つだけ紹介させていただきました。
その山本和充さんの発表に刺激を受け、ボクは3×4×5の1片決めを約1カ月かかってすべて調べました。3つだけユニーク解がありましたが、そのピースと位置は今度の機会に紹介したいと思います。
以下は使わないピースのある問題です。
5×10 |
使うピース別で調べた結果、「IとPを除く10ピース」など4種がユニーク解。 |
2×5×5 |
使うピース別で調べた結果、「FとZを除く10ピース」など9種がユニーク解。 |
3×3×3(すき間2単位) |
使うピース別で調べた結果、「PUVXZ」など4種がユニーク解。 |
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