今年、LLP ASOBIDEA(アソビディア)の代表で、パズルデザイナーでもある山田力志さんがカレンダーパズルを発表されました。ここでいうカレンダーパズルとは、カレンダーに枠があって、全てのピースを埋めることによって1マスだけ空くパズルを指します。
1マスだけ空くパズルはいくつも作っているし、カレンダーにもこだわっているボクが先にこのようなパズルをひらめかなかったのを恥ずかしく思っています。
とても面白いコンセプトなのでそこは真似をさせてもらい、考えてみました。
まず、できる限り少ないピース数で作ろうと5ピースの検討から。候補に挙げた4種において詳しく調べたところ、今回紹介の5ピースだけ、全78問(31日まである月で、6週にわたらないもの)が可能でした。「6週にわたるカレンダーは作れない」だと、やはりすごく残念ですよね。実はそれで結構悩んでいたのですが、一般的なカレンダーのように「/」を使って24日と31日を同じマスに入れて5週とすることで解決しました。1マスに2種の日付が入っている分、1日の前に空白があります。2月だって、前か後ろに空白を作ることによって、全日付が可能です。でもパズル的に問題数は78問から増えないのですが。少し残念なのはユニーク解が1問もないことです。難易度は5ピースしかないのでいずれも易しめです。
次に6ピースのものも考え、5種類、完成はしたのですが発表はしないかも。
ここからはカレンダーをつくる以外の遊び方です。
ピースの単位数が30なので5×6に入れる問題も楽しめます。全23解ですが、1片決め問題のユニーク解は14問ありました。
黒マス扱いになる1単位5個を置く場所によって問題がものすごくたくさん可能です。解き方に工夫をして、問題数が何と14505問以上あることがわかりました。そのうち、ユニーク解の問題は6368問以上あることがわかりました。
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