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ジャグラー小田原の箱詰めパズル天国

第107回 ポリアボロ

2023.3.2
ポリアボロ:2〜4単位ピース(両面)
※画像クリックでプリント用PDF

 今回のポリアボロ、紹介するのが遅すぎたと思っています。アボロとは直角二等辺三角形のことで、ポリは「同じ長さ同士、ずれないようくっつけたもの」と思えばいいです。
第69回「そっくりアボロ」第75回「ノットグリッド」などでポリアボロのパズルを紹介していますが、作るか買う(売っている所を知りません)かすることを強くお勧めするのは今回の図の21ピースで、これらはアボロが2~4個くっついた全種類です。厚紙で作るとハサミだけできれいに切り取れます(カッター不要)。ただし、切る順番が重要で、切りやすい所から切ってください(この図を見つけるのに1時間以上かかりました)。左と右とで鏡像になっているので片方は裏面に貼り付けてください。サイズは上図を5×8とすると1の長さは24mmか30mmをお勧めします。

 テトラボロ(4アボロ)は全14種類あり、ちょうどいい数なのでたくさんの問題が可能で、お勧めは9ピースを一辺3√2の正方形に入れる問題です。全99解。40通りの駒組で解があり、ユニーク解は17通りあります。残念なのは、全14種で長方形が出来ないことです。隙間にピースを埋めて長方形にしたいのであればディアボロ(2アボロ)の三角と平行四辺形を使えば可能です。…と書いたものの、箱を作る場合のお勧めは以下の3つです。

  1. 3√2×3√2(36単位)。4×4(32単位)にも使える。
  2. 3×3(18単位)。2√2×2√2(16単位)にも使える。
  3. 短辺3、長辺3√2(24単位+隙間)。

 この3.はちょっと特殊で、第69回「そっくりアボロ」の問1.も2.も入る箱になります。どちらを作るかにより、隙間が短辺側だったり、長辺側だったりします。
そして、声を大にして言いたいのは、この3種の箱に今回の21ピースが収まるということ。
お勧めの収め方を紹介しようと思ったのですが、きれいな入れ方が見つかっていません。隙間は多いので入れるだけなら難しくないでしょう。
ここまで1問も出してないなぁ。というわけで急きょ問題を考えました。今回はピース名を書いてないので文字だけでピース指定できるよう工夫しました。

Q1・Q2の枠

Q1.上図のうち、6角形のピース全6種を右の枠に入れる。ユニーク解。
Q2.上図のうち、対称形のピース全14種を右の枠2つに入れる。4解。

ご意見・ご感想を小田原充宏までお寄せください。


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