「立方体、それはこの世に存在する立体の中で最も美しい」これはボクが常日頃、思っていることです。数学者は「最も美しいのは球に決まっている」と言うでしょうね。
さて、(目的とする形が)立体の箱詰めパズルで最も親しまれているのは間違いなく3×3×3のサイズです。それより小さいと大抵、易しすぎであり、それより大きいものは難しすぎであることが多いのです。
ボクはこのコーナーで、ソーマキューブ、イージーキューブ、ユニークキューブ(I〜V)の他にもプレイナー36、アソートキューブ、オールユニークスペシャルで3×3×3キューブ問題を紹介しています。
コンウェイキューブ ユニーク解 作:コンウェイ
これは名作です。全てが直方体(立方体は直方体に含まれます)なので製作が楽です。
ピースが完成したら3個のm(小立方体)の位置を理論的に考えてみることをお勧めします。
答えが1通りしかないことを突き止めるのは難しいことではないでしょう。
Ptキューブ ユニーク解 作:小田原充宏
オールプレイナー(平面型)の2種類による3×3×3キューブの中では最もおもしろいのではないかと思います。これは1×3×9でもユニーク解です。
アレンジシュタインハウスキューブ ユニーク解 作:小田原充宏
シュタインハウスキューブは有名で知っている人が多いのですが、残念なことに2解あります。
1ピースを変えるとユニーク解になるものが必ずある!と今までの経験から思い立ち、調べることにしました。最も似ているユニーク解の駒組がこれです。オリジナルの駒組はあえて、書きません。こっちの方が優れているのですから。やはり3×3×3キューブの中ではトップクラスの難しさです。
つい最近、「全平面型で駒の重複利用なしに限った3×3×3キューブ」の全検索をやってしまった人がいます。その人とは石野恵一郎さん。現在、駒の重複利用を許したものについて検索中とのことです。詳しいことは来月書きたいと思います。
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