問題:これら6ピースを右の枠に入れてください。両面可。ユニーク解(1解)。
まずは第80回「25フェイスパズル」を読んで予習してください。そこにピースの向き(体位)についての説明があり、今回の作品はその「l(エル)の図」の左から1,3,6,8番目を使ったものになります。
この作品はポリオミノの対称性の種類を分類すると出てくる形(上図ポリオミノバージョンのピースの素子)を利用したものであり、「生まれるべくして生まれたパズル」と言っていいかもしれません。2019/11/21考案。
その素子を使うことが決まったら次に考えるのは「どのようなピースにするとおもしろいか?」となります。それはやはり「これが普通に正方形の素子だったら解けたのにという場面が多いもの」です。2~5単位の範囲で5×5の解数MAXのものから順に全ての向き候補での解数を調べ、最初に出たユニーク解のものがこの作品です。肝心な、「正方形の素子だったら何解あるか?」は155解でした。つまり、「”メ”バージョン」で言うと、「メ」の向きを無視して入れるのは簡単で全て揃えて入れるのは難しいのです。
ネーミングですが、25個の瞳を使ってないので違和感があるかと思います。目の絵が25個描いてあるパズルっていやですよね。そこで「メ」の字のような形に置き換えているわけです。たまたまどちらも(ほぼ)2軸対称形というのはすごい偶然です。さらに「目」の字も2軸対称形ですね。
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