今回はいつもと違って箱詰めパズルではない、スライド問題がメインです。
まず、ピースを上図のように配置します。そうしたらピースをスライドさせて右下の出入口から全て出してください。ただし、ピースは回転させてはいけません。
この作品は、・盤の隅に1×1の出入口が1つ。・ピースは1~5単位の範囲。・ピースを全て出すのが問題。というのが最初のコンセプトです。出し入れ可能なピースはILNVWZilnabdmで、単位数を計算すると51単位です。盤面が大きすぎるといつまで経っても検索が終わらないし、小さすぎると解くのが易しすぎるので6×6で調べることにしました。そうすると51-36=15単位分、使わないことになります。なるべく小さいピースを使う方が長い手数のものが存在する傾向にあるのでペントミノ3つを使わないことにしました。6ピースのうち、3つを選ぶのは20通りあります。その全てを調べ、手数がMAXだったのがこのピース群の上記Q4でした。「次の1ピースを出すのに要する手数」のMAXもそれで、2ピース目が出てから3ピース目が出るのに37手も必要とは、びっくりです。
早速、その問題に挑戦したところ、とにかく難しい。恥ずかしながら、諦めました。行き詰まる度に答えを見て解き進め、「こう動くのかー!」の連続でした。
このピース群での問題(初期配置)は何と16290問もあります。急に難しくなることがないように4問選びました。
タイトルが「箱詰めパズル天国」ですから、箱詰め問題も出しておきます。
全10ピースを右図に入れてください。ユニーク解。
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