問題:これらのうち4ピースを5×5に入れてください(すき間1)。4ピースを選ぶ方法は15通りありますが、AとPの2ピースを除いた場合は解がありません。FとPの2ピースを除いた場合は2解。AとFの2ピースを除いた場合は3解。その他の選び方(12通り)はすべて、ユニーク解(1解)になります。
ボクのパズル研究の永遠のテーマに、「限られた単位数・ピース数でどれだけたくさん遊ぶことができるか?」というものがあります。
箱に入れる問題に限っても、たくさん遊ぶための方法はいろいろあります。その最もポピュラーなのは、「使わないピースがある問題」ではないかと思います。
ピースが多くなるほど、ピースの選び方が増え、たくさんの問題をつくることができます。
箱に入れるときに全部埋まる必要がなく、とにかく指定されたピースが箱に入ればいいという「すき間あり問題」もよく使われ、その手法は小さいピースがないパズルに適しています。
このパズルはそれらの手法を最大限に生かしたパズルと言えるのではないかと思っています。
「Dを除く5ピース」と「Vを除く5ピース」はいずれも、どの1ピースを除いても5×5がユニーク解になり、「ユニークファイブヘキサ」という作品です。共通ピースが4つもあるので、どうせならどちらも遊べるようにしよう!というわけでこの6ピースをセットにしました。
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