今回紹介するのは、どれも使用するピースが決まっていない、ちょっと特殊な問題です。
まずは第20回「ペントミノ(ユニーク解編)」で紹介した1片決めというタイプの問題です。
問題1.上のピース図のペンタキューブ(オレンジ色)3つとテトラキューブ(青)3つで3×3×3を作るのですが、右図のようにすでにXのピースが台の上に固定されています。残ったピースをうまく選び、3×3×3のキューブを作ってください。これがなんとユニーク解(1解)。ペンタキューブは7個から2個を選び、テトラキューブは4個から3個を選ぶから・・・というように考えてしまうとかなり難しそうに思えますが現物を手にすると「Uは間違いなく使うだろう」という予想が付くことでしょう。その後も、残ったスペースに入れることができるピースが少ないので難しい問題ではないのです。
問題2〜4は3×3×3の箱に上のピース図のペンタキューブ8個のうち5個を入れる問題です。3×3×3−5×5=2なので2単位の空間ができます。その空間の位置は、解がないものを含め20通り(鏡像は同じ)あり、右図に示す位置に空間がある場合はユニーク解になるのです。 これらの問題は「アソートキューブ」または「禁断のポリキューブセット105」があれば楽しめます。 「ジャグラー小田原の箱詰めパズル天国」のご意見・ご感想を小田原充宏までお寄せください。 |
問題2. |
問題3. | |
問題4. |