第80回「25フェイスパズル」で書いた「ピースの向き」の説明で、
『1種しか使えないものは、各素子(片面)に「顔」など、横向きや逆さにしない方がいいものを描けば作ることができます。』
と書きました。今回のパズルは正にそのタイプで、1ピースを除き、うさぎの絵が描かれてあります。うさぎの面が裏返されて見えなかったり、逆さ、横向きになってはいけません。ピースの制約が最もきついタイプにしているのはやはりわけがあります。
正方形の素子で2~4単位のものは全部で8種、計28単位になります。ということは3単位のものを1つ取ると25単位になり、5×5に入れる問題で遊べるということです。そこで、そういった問題のうち、ユニーク解のものを全て、リストにしました。そしてながめていたらbのピース(ピース図の何も描かれていないピース)以外は全て同じというものが4つ連続していることに気が付いたのです。それはこのパズルが誕生した瞬間でした。
ボクがうさぎ好きということもあり、うさぎの2円切手が発行された2014年3月に、この切手を使ったパズルを作ろう!と考えたものです。ちなみに「切手を使ったパズル」という案はボクが最初ではありません。
pqbdという名前はbの4種類のピースの向きを表しています。
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